クライミングとは

2つのスタイルで楽しめるルートクライミング

スポーツクライミング

予めドリルで打たれているボルト(ハンガー)に、クイックドロー(日本で別名ヌンチャクとも言う)と呼ばれる、カラビナ(安全フック)が2枚付いている道具の片方をハンガーへ、もう片方にはロープを付けます。一般的に1m〜3mの感覚でハンガーが打たれており、ヌンチャクを掛けながら登って行きます。滑落した場合は、最後に掛けた場所が支点となり、ロープにぶら下がる様な感じて墜落を阻止します。もっとも重要なのは、その墜落を阻止するパートナー「ビレーヤー」が必ず必要になり、クライミングは信頼性が問われる特別なスポーツです。命に関わる事なので、慎重にパートナー選びをする必要があります。

トラディショナルクライミング(ナチュラルプロテクション)

上記と同じ方法で登りますが、大きな違いは、予め打たれているハンガーボルトがないと言う事です。それでは、どうやって墜落を阻止するのでしょうか?トラディショナルクライミングの特徴として、スポーツクライミングに比べると、壁面に割れ目や穴等がある場所での登攀が一般的です(例外もあり)。その様な特徴的な岩壁では、すの割れ目(岩の隙間=クラック)などへクライマー自ら道具をセットし、それを支点として登っていきます。その道具とは、名称がメーカーにより異なりますが、一般的に「キャメロット」「フレンズ」「ナット」「ストッパー」「トライキャム」などがあります。

どのようにして使用するのかは省かせてもらいますが、それらの道具をクラックに入れて、固定させ、そこにロープを掛けて登っていきます。スポーツクライミング同様、落ちた時は、最後にセットした道具を支点として落ちます。

フリークライミングとも呼びますが、この「フリー」とは、己の力のみで登る事を指します。また、ロープやカラビナ、ハーネスなどを使用する目的は、あくまでも安全道具として使用するので、それらの道具を頼っての登攀(ロープやカラビナなどをを引っ張って登る)は基本的には行いません(但し、アメリカンエイドクライミングは例外)。

フリークライミングにも大きく分けて2つのカテゴリーに分かれます。一つは、ハーネスを装着し、ロープ等を安全確保の道具として使用し、高い壁(4m以上)を登る「ルートクライミング」と呼ばれるカテゴリー、もう一つは4m前後の岩を、ロープを使用せず、マットなどを下に敷いて登る、「ボルダリング」があります。

最近流行のボルダリング

現在、全国に 700近いクライミングジムがありますが、その7割が、ボルダリング専門のジムです。

なぜボルダリングが流行るかを説明する前に、ボルダリングとはは何かを説明します。前文でも説明した通り、高さ2m〜4m(例外もあります)の岩の固まりを、ロープなどの安全道具を使用せず、シューズとチョーク、そして墜落をした際に衝撃を吸収する為に敷くマットなどを使って楽しむ岩登りを指します。登るレベルも様々ですが、高難度の課題(登るコース)は、人間の限界を超える物もあり、毎年その難易度も上昇しています。

さて、なぜボルダリグが流行るかと言うと、シンプルだからです。必要な道具は、シューズとチョーク、外岩のボルダリングであればそれにマットが加わるだけ。みんなでワイワイ楽しく登れるのがボルダリング。そして、大会等も全国で頻繁に行われ降り、気軽に参加したり、本格的に日本代表選手を目指したりと、目標が立て易いことも特徴です。

ルートクライミングは、様々な道具を必要とするだけではなく、あらゆる安全知識が必要になり、プロのガイドやインストラクター、ベテランのクライマーの下でスキルを磨く事が必要になります。時には数年掛けて学ぶ必要があるため、誰でも気軽に始められる訳ではありません。

クライミングバムの魅力

クライミングバムでは、その2つのカテゴリーで上げた、「ルートクライミング」と「ボルダリング」の両方が楽しめる総合クライミングセンターです。大阪と横浜にある多くのジムの中でも、両方を楽しめるジムは少なく、また、大阪店には何と言っても大阪初のオートビレイ機が4台付(2015年)いているので、一人でも気軽に高い壁を登る事が出来ます。横浜店にも3台のオートビレイ機が設置さています。

大阪店のルートクライミングのエリアは、高さはありますが、決して大きくはありません。常に15本前後のコースが用意されていますが、一般的な大型ジムと比べると、ルート数が極端に少ないです。しかし、オートビレイ機という魅力的な機具がある事で、パートナー探しで困っている平日クライマー様などには朗報だと思います。

横浜店は高さも規模も小さいですが、ボルダラー(ボルダリングをする人)が気軽にルートを楽しめるので、ルートクライミングを始めるきっかけになると思います。

クライミングバムのボルダリングは、「シンプル イズ ベスト」です。大阪店は計6面の壁は高さ4.2m(マット抜きで4.5m)の総幅23m+キャンパシングが幅2mあり、大阪では最大級です。ボルダリングに必要な傾斜が全て揃っていますが、多面体の壁はありません。スラブ、90度、105度、120度、ルーフ、そして130度と、スタンダードな壁が魅力です。横浜店も同様にシンプルで、ハイボルダーの2面は、規模も大きく、人気の115度と130度の面一で伸び伸びボルダリングが楽しめる他、ボルダールームもあり、高さも4.2mと3.4mと、高さが怖い方でも楽しんで登ることができます。

両店舗ホールドのメーカーも10社以上を使用しているので、様々なシェープが触れます。

その他の魅力は、何と言っても立地条件です。ショッピングモール内にあるので、中には「本格的ではないのでは?」と思われるクライマーの方もいますが、是非ジムへお越し頂き、皆様の目で確かめてください。クライミングが好きになり、上手くなる要素がたくさん詰まったジムです。クライミングバムは皆様のお越しをお待ちしております